人気ブログランキング | 話題のタグを見る

高度異形成の話


不妊治療を始める前のことです。

昨年の9月。

生理中に今まで感じたことのないほどの腹痛があって、エコーや内診では異常なし、血液検査での炎症反応は生理痛でもあり得るから、と先生から言われました。
その後別のクリニックの医者から子宮頚がん検診を勧められましたが、数年前にも受けていましたし、数年前は異常なしでした。
医者から勧められなければ検診を受けようとは思いませんでした。
検診の結果は『高度異形成の疑い』

子宮頚がんの一歩手前のことを異形成といいますが、異形成では不正出血くらいしか症状がありません。
私は今回たまたま腹痛があって受けましたが、なんの症状もなくても、身体の中では異常が起きているかもしれないのです。

なので、自分の体調管理の一環として、検診が必要だと思いました。
自分の為に、大切な人との関係の為に。

検診をしっかり受けていれば、子宮頚がんは早期に発見できて、ガンになるまえに、つまり異形成の段階で手術して、ガン化を防ぐことができます。

しかし、逆に検診を受けなければ気づけないし、子宮頚がんはほとんど症状が出てこないらしく気づきにくいのです。

高度異形成のおよそ3割が癌化するらしいです。

子宮頚がんの原因のHPVウイルスは性行為によって感染する。
でも、感染しても軽度や中度だと自然治癒することもあるし、男女共にウイルスを持ってるかなんてわからない。

誰もが持っていてもおかしくない。

だから、性行為の経験があれば、自分も感染しているかもしれないって思うべきなのでしょう。

感染を疑い、定期的に検診を受けるべきなのでしょう。

そして、私は高度異形成の疑いという診断をはっきりさせるべく組織診というものを行い、確定診断となり、総合病院へと紹介状が出されました。

総合病院で手術と思っていたのですが、結局、再度そこで組織診を受けたとき、病変部を全て切除できたとのことで手術には至らず、今後の定期的な検診で様子観察となりました。

私にとって、ほとんど初といえる病気。
毎日不安でいっぱいでしたが、たくさんの人から励ましてもらって乗り越えることができました。

このときのことが、もしかすると夫の気持ち的にも不妊治療に向かおうと思うきっかけになったのかなぁと思います。
by mininkiroku-1119 | 2019-03-06 19:59 | 婦人科疾患